マラウイ協力隊ブログ

マラウイの理数科教育研究会に参加してきました。

こちらのブログに来てくださってありがとうございます。 

 

ちょっと真面目なテーマでお話をすすめていきたいと思います。

いきなり私が説明をはじめても、はじめて読む方にはなんだろうときっと思われるので、なんのためのプロジェクトなのかを説明してそれから説明をはじめたいと思います。

 プロジェクトはマラウイの理数科教育についてです。

 

「どうしてこのプロジェクトが始まったのか?」についてですが、

こういったことを説明始めると、ODAまでさかのぼっていきます。

 

 目次

 

 1.概要

 

ODA:Official Development Assistance

開発途上国の社会・経済の開発を支援するため、政府をはじめ、国際機関、NGO、民間企業などさまざまな組織や団体が経済協力を行っています。これらの経済協力のうち、政府が開発途上国に行う資金や技術の協力を政府開発援助のことを言います。
この中に 、二国間援助と多国間援助があって、これから説明する技術協力は二国間科学技術協力協定に含まれます。

科学技術協力協定

日本と外国との間で、平和目的のための科学技術分野の協力関係を促進するために締結される協定。協力活動の形態や合同委員会等の政府間協議の枠組みのほか、協力により生ずる知的所有権の扱いを定めており、この協定の下で、研究開発の情報交換、研究者交流、共同研究等の様々な協力活動が実施されています。合同委員会は、実施された協力活動の報告や、今後の協力活動について協議するために、数年ごとに開催されてます。
外務省ホームページより

 

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 ホームページから引用しました。

 

時々政治家さんが視察にやってこられます。

こちらにその様子が報告されて、私の写真も小さいですが映っています。

私たちはマラウイのために働いています!!

 

 

https://www.jica.go.jp/tsukuba/enterprise/kaihatsu/kaigaikenshu/ku57pq00000ewyzg-att/2014_malaw_02.pdf

 

http://10.150.35.18:6510/www.sangiin.go.jp/japanese/kokusai_kankei/oda_chousa/h28/pdf/1-4.pdf

 

プロジェクト概要 | 中等理数科教育強化プロジェクト | 技術協力プロジェクト | 事業・プロジェクト - JICA


そして、今回のプロジェクト!
(和)中等理数科教育強化プロジェクト
(英)Project for Strengthening of Mathematics And Science in Secondary Education in Malawi

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今まで13年以上長き渡って続いてきた理数科強化プロジェクトも終了するので、これまでこのプロジェクトに関わってきた大学の先生や現場の教員の方々によって研究会が開催されることになりました。

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 2.研究発表会

 

アクション・リサーチ(action research、以下AR)は、ひと言で言うと、「現職教師が自己成長を目指して行う自分サイズの調査研究」です。つまり「教師が自己成長のために自ら行動(action)を計画して実施し、その行動の結果を観察して、その結果に基づいて内省(reflection)するリサーチ」ということ。

 

自分の教室を超えた一般化を直接的に目指すものではないので、研究は教室内を対象としています。

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3.パネルディスカッション(Panel discusstion)


教育省、主要な大学の教授、SMASEE、各divisionレベルの代表者によるディスカッションが行われました。

議題はこんな感じです。

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1.Gap bewtween knowledge and practice

  • Context of Malawi
  • Motivation of teachers
  • Lesson observation forms
  • Teacher education and schools for practice


日本ではたぶん、議題にならないような意見がたくさんでてきました、、。
例えば、教師がやる気がでるようにすればどうすればいいのだ??

 

この国では何か人にお願いするには、すぐにお金・お金ということになります。

 

人間の気持ちは本当にそれだけではないような気もするけど、援助慣れをしてしまったマラウイではそうなってしまうのでしょうね、、、。

 

質疑応答の中で、非常によい研究だけどこの先生のモチベーションはどこからきているのか?と、マラウイアン同士で質問しあっていました。

 

そして、プログラムが終了と同時に、またも元の状態に戻ってしまうのではないか等


よい、教育手法が入っても国民の気質が受け入れがたくしているのかもしれませんね。

 

うれしいのは、マラウイの教育関係者がSecondary schoolの時に日本人の先生から習ったよと言ってもらえることです。

 

私の生徒もそうなるのかしら   ??

malawi2015.hatenablog.com

 

 

 去年と一昨年に参加した、教師研修の様子。

malawi2015.hatenablog.com

 

 

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