マラウイ協力隊ブログ

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  •  海外青年協力隊員(理科教育)として、マラウイ湖のほとりにある学校で活動中 30代後半から協力隊を目指して応募しました 1年を経た今、一人の教員隊員として異国の地で子供の教育に携われる喜びを感じています

    途上国で物理・化学を教えている私が生徒に伝えたいメッセージとは??

    こちらに来てくださって、ありがとうございます。

     

    現在、私は物理・化学をセカンダリースクールで教えており、最近は環境教育についての授業をしています。

     

     

    教えている単元はAir pollutionです。しかしマラウイで深刻な大気汚染問題が引き起こす物質はあまり見当たりません、、。

     

     

    どうやって、大気汚染問題について考えていけばよいか、「公害病」を通して化学の利点・欠点を学んでもらうことにしました。

     

    今回はそこで、起こった私から見た問題について考えていきたいと思います、、、。

     

    ちょっと長いですが、お付き合いいただけると幸いです、、。

     

    マラウイではマラウイ湖で洗濯ついでに、子供の体も一緒に洗います。 

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    (子供たちも洗濯中、そしてそのあと泳ぐ)

     

    目次

     

     

     

    1.公害病のビデオ

    私たちのようなマラウイの郊外に住んでいると常に空気はきれいな状態です。今まで習ってきたことを深めるためにも「公害」という一つのテーマを通して、産業の発展に伴い発生する公害について一緒に勉強していこうと考えました。

     

    その授業の中で、日本の公害病を紹介しようと思い「水俣病」の動画を見せて、生徒と一緒に化学の必要性や公害についてこれまで学んできたことを振り返りながら学習していこうと考えました。

     

    日本は経済成長時において工業化や都市化が進み、大気汚染だけでなく水質汚濁や自然破壊なども深刻化しました。いつかマラウイにも経済成長が来るかもしれないときを一応想定して、生徒に自分の国のことを考えてもらいという思いも私なりにもあります

     

    ところが、私の予想に反して生徒が水俣病の患者見て、病気が故に逸脱した行動に驚くのですが「大きな声で笑う」のです。もちろん、激しく注意をしました。

     

    しかし、マラウイで生活をしているとマラウイアンが「人の不幸を見て笑う」ことをよく目撃します。

     

    なぜなのか、しばらく考えていくことにしました。

     

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    水俣病を詳しく解説している、動画。

    www.youtube.com

    2.事前学習

    テストでもしマラウイ湖付近に工場ができたことを想定して作文として書かせました。

    If there is a factory near Lake Malawi,what happens?

     (作文のタイトル)

     もし工場がマラウイ湖の近くにできたらどうなりますか??

    というようなタイトルで生徒に投げかけてみました。

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    (平和なマラウイ湖)

     

    生徒の答案用紙です。

    この生徒は、人々に苦しみをもたらすと書いていますね。

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    この生徒は仕事が得ることができると書いています。

     

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     公害が害をもたらして、死をもたらすと書いていますね。

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    3.現実味がなかった

    いくら作文で書いて、彼らにとって映像に映る患者さんはリアリティが感じられるものではなかったかもしれません。

     

    いやー、本当にそうです。

     

    彼らは先生に注意されて、「不幸な人を笑ってはいけない。」と生徒も気がついてくれて、倫理観が養われて少しづつ成長をしていくのかもしれません。

     

    私の赴任当初に比べて、生徒も成長をしているなと感じます。速度は超低速ですが、、。

     

    今回のことを通じて、海外青年協力隊の活動も、現地の人にとっては日本の存在感や印象を与えて日本に対する遠い国である日本から遠いけど身近に感じる日本に変わるのかもしれませんね。

     

    日本に対して、現実未を増すのでしょうね!!

    (つまり、中国人に間違えられないようになる) 

     

    日本が経済や物質的な援助をしているけど、協力隊のような人的支援を行うことの大事さが私自身ちょっとわかったような気がします。

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    4.私の伝えたいこと

     

    私なりの意見を生徒に伝えました。
    相手に対して、

     

    敬意を示しなさい  show respect
    優しさを示しなさい show kindness
    我慢を示しなさい  show patience
    慈悲を示しなさい  show mercy
    同情を示しなさい  show pity


    もし相手への敬意がないなら、争いが生じますよ,と生徒たちに伝えました。
    If there is no respect for others and dignity of each person ,conflicts happen.

     

    マラウイでは、よく町中で相手に対して敬意を示さないとすぐに罵り、笑ったりすることで争いに発展します。そして、彼らは頭に血がのぼっているようで 常に怒鳴り散らしてます。そういった光景をよく町中で見かけます。

     

    生徒には学校で教養を身につけに来ているから、そういうことをしてはいけませんよと伝えました。

     

    相手を尊重しないことで、不要な争いを生むのです。

     

    生徒は神妙に聞いてくれてましたが、すぐに彼らは忘れるのでなるべく忘れないでほしいですね。

     

    5.現代のマラウイ社会

    マラウイは文明社会なのか?


    マラウイは文明社会になろうとしているけど、まだまだ未発達な国です。
    そんな国の人々の理性的感覚は低いです。

     

    思考回路は極めてシンプル。

     

    社会の中で本能を「抑える」ことで、現代人は高度な「文明社会」を築いてきています。本能と理性は隣り合わせといえましょう。

     

    やった、やられた、という二分性の社会では、富むものと貧しいものとの格差が拡大していくだけで、社会全体が等しく「富む」ということは不可能です。



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    (真面目に勉強する生徒たち)

     

    6.公害の歴史

    ちょっと気になったので、

    公害について調べてみました。


    公害の歴史

    www.erca.go.jp

     

    ロンドンではいち早く、工業会が進んだので、より深刻ですね。


    ロンドンでは19世紀に入ると、汚染の酷い時期の「死者の増加数」が発表されるほど大気汚染は深刻化した。1905年には医師H. A. デ・ボーがロンドンの大気汚染に対してsmoke(煙)とfog(霧)を合成したsmog(スモッグ)という言葉を初めて用いた[2]。以下、20世紀前半からの世界の大規模な大気汚染の事例を挙げる。
    (wilipedia)

     

    水俣病の事例を通して学ぶポイントは多い

     

    • 水俣病は環境汚染により食物連鎖を通して起きた。
    • 社会や政府が経済成長のため、人々の健康を軽視した。

    環境公開講座−日本の公害 水俣病から学ぶ

    食物連鎖を通じて起こったこのような病気の発見は世界で最初でもあります。

     

    危険な化学物質、水銀(Mercury)

     

    水銀が(Mercury)だめなことはこの本にも書いてあります。

     

    最近は「公害」や「放射能」等について教えているので、理科を通して科学の持つ利点・欠点を理解させて生徒たちの人格形成に役立つような授業ができるように、残りの活動も頑張っていこうと思う。

     

     

    なんだかんだで生徒から学ぶことは多いです。

    1年前の記事で生徒について書いたことです。。

     

     

    malawi2015.hatenablog.com

     

     私の好きな孔子の言葉を紹介します。

     

    malawi2015.hatenablog.com