マラウイ協力隊ブログ

30代後半の私が青年海外協力隊を目指した3つの理由(わけ)

 

青年海外協力隊を目指す理由は人によって違います。

 

「学校に協力隊OB/OGが来てくれた」、
「協力隊OB/OGと関わる機会があった」
「国際ボランティアに興味があった」
「海外に住みたい」等、、、

 

理由は違っても「青年海外協力隊員になりたい!」っていう気持ちと目標は一緒です。

私の場合、生きていてもいまいちピンとこない毎日が続きました。そんな中で知ったのが海外青年協力隊のことでした。


基本的には社会で実務経験を積んでから協力隊になる人が多く、20代後半の志願者が非常に多いです。

 

私のような30代後半の隊員は少ないですが、いるにはいます!!

そんな人たちの私が希望になればいいなと思ってこの記事を書いています。

 

派遣中にすでに40代になってしまいましたが、見た目は30代前半にしか見えないため本当の年齢を言うと誰もが驚きます。

 

そのため、訓練所では何度となくいやな思いをしてきました。しかし、そういうことがあっても協力隊員になれてよかったなと思えることがたくさんありました。

 

本当に青年協力隊員として選んでもらえたことに感謝をしています。

 

 私が青年海外協力隊を目指した3つの理由(わけ)は以下の3つです! 

1.友達を増やしたい

 日本人以外の友達を増やしたい!!

 一生つきあえることができる友達がほしい!!

 

2.世界観を変えたい

 世界を知って幅広い知識を受け入れたい!!

 

3.語学を身につけたい

 英語力を伸ばしたい!!

 

 

30代後半からこれができるのは協力隊しかないと思ったからなのです、、、。

 

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(応募のきっかけになった写真)

★青年海外協力隊を知ったきっかけ

このような「中吊り広告」を電車で見たことありませんか?

 

良くも悪くも今の私があるのはこの広告のおかげです。

 

私の知り合いに海外青年協力隊経験者はいたのですが、協力隊に応募するには何か特別な経験や資格がないといけないと思っていました。

 

協力隊員募集の職種を見ても自分にできそうなものはなく、ちょっとあきらめかけていました。

資格・経験が求められなそうなコミュニティ開発青少年活動は倍率は高いし、、。

 

ただ理科教育の職種だけは理科系の大学卒業だけで応募ができるということを知りました。

 

 私にもできるかも?

 

「青年海外協力隊になりたい!」っていうのは簡単ですね。ただその言葉が「言葉」だけになってしまうかどうかなんだと思います。

 

協力隊を目指す理由が立派でかっこよくなくてもいいんです。

こんな平凡な私でもなれたんですから。

 

次はなぜ理科教育を選んだかについて書いていきたいと思います。

 

当たって、砕けるな! 青年海外協力隊の流儀

青年海外協力隊(ボランティア)の正体

 

こういった本も売られています。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます!

途上国(マラウイ)の学校の授業の板書について、板書をきれいに書きたい!! Quick writing 4  ~赴任後15カ月~

 

週に12コマを持っています。

今日は4コマ担当しました。

 

目次

1.Form 2 Chemistry 2コマ (Acis(酸性)とBase(塩基))

2.Form 1 Chemistry も2コマ Distillation(蒸留)

3.今日の反省

 

1.Form 2 Chemistry 2コマ (Acis(酸性)とBase(塩基))

 Form 2 Chemistry 2コマ

 

この授業を使って、Acis(酸性)とBase(塩基)の復習をして、pH scaleを説明して授業中にLitmus paper & Universal indicator を使って実験を行いました。

 

中和反応の説明をしました。

日本語でもSalt(塩)は何というのだったかしらと悩んでしまいました。”科学的な塩”という意味かしら??

 

板書もだいぶ、うまくなってきたように感じます。

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(Neutralisation reaction 中和反応についての板書)

 

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(pH scale 手書)

 

2.Form 1 Chemistry も2コマ Distillation(蒸留)

 Form 1 Chemistry も2コマ

 

Distillation(蒸留)、単純なものはすぐに理解してもらえたのですがFractional distillationは生徒もイメージがしづらかったようでエタノールと水の沸点の図を書いてわかりやすく説明をおこないました。

 

 

3.今日の反省

 写真を撮って振り返るとみなおせるので、よいです。

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(温度の違い)

 

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(蒸留の説明)

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(真面目に板書をうつす生徒たち)

英語での授業で板書を早く書くための工夫 Quick writing 3 ~赴任後15カ月~

今日は、Physics のWork[W]についての授業を行いました。

1. Power 

日本語でいうと仕事率かな?
英語で覚えているので、日本がうまく思い出せません(笑)

単位が人の名前に関連しているので、そのあたりも説明にいれました。

生徒を使ったアクティビティをすると、体を使うのでイメージしやすいです。

 

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(仕事率の説明)

 

2,斜めに書くとだいぶ早くかける

英語なので、すべてが横書きです。
斜めに書いていくとだいぶ、バランスもすっきりしてきました。

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(練習問題)

 

3.書いたあとに見直す

声にだして、読むとミスがへりました。
忙しくて、すべてを暗記する余裕ないのでついつい板書の時にミスりがちです、、。

 

 

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(練習問題2)

 

黒板が粗悪なので光って見えにくいです、、。

 

板書を早く書くために ~赴任後15カ月~ Quick writing 2

 

 

1.板書内容をなるべく覚える

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以前はスペルミスがすごく多かったです。

 

単純に書くことに集中できなかったということもありますが、、、。生徒が書いている途中に話しかけてきても、受け答えをしないようにしています。

 

そして、授業前に板書内容をできる限り、覚えるようにして書くとミスも減りました。書いたら、いったん一呼吸おいて板書内容を読みあげる。

 

 

2.書く前にどういう配置で書いていくかを考える

やみくもに書かないようにしています。

 

とくに、図や表を書くときはバランスを考えて書きたいので、黒板の配置とスペース考えて書くようにしています。

 

 

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3.文字を斜めにして書く

まっすぐに書くよりかは斜めにして書いたほうが、文字がぶれずにまっすぐに書けることに気づきました。なるべく、大きな字で書くより小さめの字で書いたほうがスペースが稼げることにも気づきました。

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Chemistry (化学)教材作り 1 ~赴任後15カ月~

 

1.教材づくり

 

chemical bondingをボトルキャップを使って表現しています。

生徒に拾って集めて来いと言っているのですが、全然集めてこないので困っています。

 

パターン

 

1.Chemical bonding

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2.Atomic structure

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3.Chemical equation

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以外とイメージを持って考えれます。

 

2.生徒の反応

 

うまくイメージをもって考えないと収まらないのでよい教材かなと思ったります。

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(がんばって作成する生徒)

 

 

今学期の目標 (Form2 ) 途上国の生徒のやる気を引き上げるための ~赴任後15カ月目~

 

私は2つの学年を担当しています。Form1とForm2。

(Secondary はForm 1-4まであります)

1.生徒への目標


1.Group work
2.Research using books
3.Make own invention

 

私たちは生徒たちに素晴らしいiIdea =お金になることを伝えています。

それは、素晴らしい発明をしたらという意味でですが、、、。


マラウイの人はすぐにお金を得ようとして、先のことを考えないです。


もっと、先を見て考えて行動しないとお金は得られないと思います。

 

2.問題点

生徒がすぐに、"Why"と聞く前に調べるてくるに指導しています。
幸い、私の配属先の学校には図書室や実験室があります。他のマラウイの学校はなかったりするので、まだよいほうかなと思ったりします。


しかし、どこの国にもいる"ひねくれた生徒"がいます。すぐに、いわゆる言い訳をして来る生徒ですね。

 

・十分なmaterialがない
・本がない
・調べ方がわからない

 

こういう生徒がいると、他の生徒に悪影響を与えるのでなんとかしないといけないと思います。

 

3.お仕置き

 

Punishmentのことですが、ぴったりくる日本語が浮かばないのでここではお仕置きにしてみました。

 

ということで、ルールを守ることができない生徒には図書室の本をきれいに並べるように指示しました。

これが意外と現地の先生からは好評で、Punishment によって学校の設備が整理整頓されていくのはよいねといった状態です。

 

こういうのは、大人にはできないけど(笑)、、、、。

 

ということで、新学期なのではじめに厳しくしておかないと最後まで、緊張感が保てません。

 

 今日もがんばります!

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(図書室でリサーチ中の生徒)

 

テスト作成 ~赴任後15カ月~

 

1.期末テスト作成

とにかく大変 テスト作成 授業終了とともにテスト問題を提出しましたが、今回は停電が続いているので早めの提出をもとめられました。 テスト1か月前に提出を求めれても、どこまで授業を進めれかがわからないので、作成できないです(笑)。

 

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(作成したテストの一部)

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(授業のメモ)

 

2.小テスト作成

小テスト こちらはプリントにしなくても、黒板に書きだせばいいので、比較的楽といえば楽です。 とにかく大変 次回から、テスト問題を作成しながら授業をすすめていくほうが楽だと感じました。というのも、問題を作るのに2日ほど考えてパソコンで作業をすすめるので非常に大変でした。

はじめてお葬式に参列 ~赴任後15カ月~

マラウイでは冠婚葬祭が日本にいるとき以上に頻繁に起こります。 同僚のお葬式 授業は当然なし 式は一日かかりました 同僚のお葬式 理数科教員の一人がお亡くなりになりました。

 

以前から体調が悪く、学校も今学期は休んでいました。小さい怪我が原因で体調が徐々に悪くなり、死亡ということになったようです。 授業は当然なし 朝、早い時間におなくなりになったためその日の授業は当然なしとなりました。

 

 

式は一日かかりました 。

まずは、同僚の家に訪問しました。勤続年数の長い教師だったので地元の卒業生や近所の人がたくさんいて、みんな座って悼みます。

昼頃に、棺が到着。そして、隣町の彼の実家に行くために車を何台かチャーターしてのっていきました。 棺を地面に埋めるまで、執り行われので、非常に時間がかかりました。

 

キリスト教のお葬式ははじめて、棺を地面に埋めるのに掘っている動作はかなり衝撃的でした。

 

途上国の学校の現場で反省文の導入 ~赴任後15カ月~

最近、起こったことですが授業に遅れてくる生徒を教室に入れないようにしています。


いつものように遅れてきた生徒がいたので、教室のドアを閉めました。


そうしたらところ、ドアを大音量でノックして開けて入ってきました。もちろんですが、その生徒たちを追い出したのですが、追い出した後も外で音を発生させて私たちの授業を妨害してきました。

 

その時は授業を終わらせないといけないので、そのまま授業を続行しました、、。

 

1.反省文の導入

翌日、同僚の教員と相談してその生徒を呼び出し、湖から水を運んで花にお水をあげるPunishmentをさせて、私からは生徒たちに反省文を書かせました

 (英語では反省文のことApology letter というようです)

 

2.その内容

1.なぜ授業に遅刻したのか
2.次からはどうしたらいいのか

 

という題をあげて、文字数や内容が不足していると書き直しさせました。


思った以上に生徒たちも真面目に書いてくれたし、読んでいて生徒って思った以上に素直で可愛いなと思いますね。

 

放課後に生徒たちに座る練習もして、その日は終了。

 

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(反省文のサンプル)

マラウイの学校と日本の学校との違3つ 

よくそこそこ教養のあるマラウイの先生や生徒からマラウイの教育はに日本に比べてどう違うの聞かれるので、ちょっとまとめてみました。

 

1.年齢バラバラ

日本のように同じ年齢で一斉に教育が始まるわけではない。学校に通い始める年齢もバラバラ。私の配属しているセカンダリースクールでは順調にいけば、Form2 で15歳が最小年齢だけど上は20歳までいる。

 

年齢を重ねている生徒はこれまで教育の機会に恵まれていなかったのかもしれないが、すっかり、成長しているので、身長も高いため後ろの席に追いやられますます教育を受ける機会が離れていくように感じる。

 

 

2.生徒たくさん、入れ替わりはげしい

私のような田舎のセカンダリースクールだと、単学級で1クラス100人が定員である。とはいっても全員がそろうわけではないので、私のところはForm 1は 70人、Form 2 は60人が教室の中にいます。

成長してしまった男子生徒は大きいので、前に座れません(笑)

後ろの生徒の邪魔になるためです、、。 

転校や転入も激しく。1つの学期で、1割は入れ替わります。

 

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(座ってパソコンを見ている生徒)

3.教科書ない

物がないということで教科書はありません。先生の板書をもとに生徒は勉強をしていきます。先生がミスをすると大変です。