日本から来られた国会議員立会いのもと、古着の柔道着贈呈式をマラウイで行いました、、、
ご覧いただいてありがとうございます♪
先日、マラウイの柔道協会の人と共同で柔道着贈呈式を行いました。
本当は「世界の笑顔のためにプロジェクト」を通じてマラウイに来ていた元柔道隊員の方からわざわざ日本から送ってもらった柔道着を手渡すだけが贈呈式になりました。
目次
1.なんで贈呈式に??
駐マラウイ日本大使が贈呈式に参加されることが決まってから、
たまたまが重なって日本から国会議員さんが来られることになりました。
柔道着は15着ほどなのにここまで大きくなるとは、、、ですね。
(15着のうちの3着)
2.私の活動
私は学校がない時や週末は時々首都リロングウェに上京して、一緒に柔道をマラウイアンと練習しています。
私は合気道有段者ですが、柔道はマラウイではじめた初心者なので、マラウイアンに教えてもらっています。
柔道ってすごく動くスポーツで大変ですが学生時代に培った武道魂によってなんとか練習についていけるようになったのかなと感じます。
(浴衣を着ている私)
3.柔道着の贈呈式
贈呈式は駐マラウイ日本大使柳沢香枝氏と国会議員あいさわ一郎氏にご参加いただいて柔道着贈呈式が執り行われました。
柔道着を受け取れる選手たちですが、どうやって決めたかと言うと!!!
柔道着の数に限りがあるため、練習を真面目にしている人たちと真面目な選手から推薦があった人たちの名前を連ねた柔道着贈呈リストを作成して一人、一人手渡していきました。
(受動着の贈呈の様子)
マラウイ人は嫉妬心が非常に強い人種です。
マラウイでよくあることなのですが、寄付をされても使われずそのまま放置ということがよくあります。柔道着を直接、選手たちに手渡さないと柔道協会で丁寧に保管されてそこで終わってしまいそうです。
手渡すとでこういった事態は避けられますね。
贈呈される選手の名前を読み上げて、手渡すことで本人たちも誇りを感じ、平等性を感じてくれるかなと思います。
4.贈呈式の運営
私がいつもそこにいるので、今回は仕切らせてもらいました。
まずは、議員さんたちが柔道に入ってこられた瞬間に子供たちによる大きな挨拶はインパクトがあったようです。(笑)
子供たちの挨拶は、
「おはようございます!」
「ようこそ、マラウイへ!」
みんなで1週間かけて練習しました。
そして、代表の選手が受け取ったら全員で
「ありがとうございます!!」
日本では物をもらったら「ありがとうございます!!」という習慣がありますが、
マラウイではそこまでありません。
物をもらったら「御礼を言う」こういうことを身につけてほしいです
こういった練習の成果もあって、子供たちがとてもお行儀よくしていたので議員さんもとてもうれしそうでした。
しかし!
大人は子供がしっかり話を聞いているなと思えば、思うほど話が長くなるようで議員さんの話は長くなりました。
マラウイの子供は当然のことながら、正座になれているはずもなくちょっとしたハードトレーニングです。
(歓談中の様子)
私も子供の時に経験した「えらい人の話は長い」という時間になりました。
選手のみなさんもこちらの都合で色々と付き合ってくれて本当にありがとうです。
小さい子供は7歳からいて、この仰々しい式典をがんばって乗り越えたなと思います。
(受動着を受け取った人たちは本当にうれしそうでした!!)
(国会議員さんを交えての集合写真)
日本人は白い柔道着を好みますが、外国人は青の柔道着を好むようです。
ISAMI(イサミ) 軽量柔術衣 JJ-15 A2(5号) 青
5.今後
その議員さんが日本からももっと応援できるようにするねと言ってくれたのでちょっと信じて様子を見ようかなと思います、、、。
こちらにその様子が紹介されました。
JICAマラウイ事務所は柔道の指導も。マラウイ柔道協会は2010年設立。JICAは2009年以降柔道指導の隊員を派遣。19日柔道着(古着)の贈呈式を。理科教育に当たっている川崎有紀子隊員も、夏休みを利用して子供たちと一緒に柔道を。その姿勢が素晴らしい。皆んな礼儀正しいです。 pic.twitter.com/y0vn7G96tm
— あいさわ一郎 (@ichiroaisawa) 2017年8月20日
お読みいただいて、ありがとうございます。
(マラウイ人による御礼の手紙)
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