光(日食・月食)についての授業 ~途上国(マラウイ)の学校の授業について現場から [理科教育 物理] ~
今回はマラウイで月食と日食の授業を行ったのでその様子について紹介したいと思います。
太陽と月と地球の働きについては地学で学習をしています。物理で扱っている日食と月食はそこから起こる偶然の奇跡(確率の問題でもありますが)でもあったりします。
はじめに授業では図を書いて説明して、それからは動画を見せて一緒に授業を楽しみました。
天体ショーは何度見ても楽しいですね♪
目次
1.日食と月食って??
アフリカでも天体イベントは観測ができるようで、生徒も日食・月食を見たことがあるようでした。
日食:太陽が月によって覆われ、太陽が欠けて見えたり、全く見えなくなる現象。
月食:地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象。
A lunar eclipse : when the Moon passes directly behind the Earth into its umbra (shadow).
A solar eclipse:when the Moon passes between the Sun and Earth, and the Moon fully or partially blocks ("occults") the Sun.
この動画を生徒に見せましたが、みんな結構喜んでくれました。
(みんなでビデオを見ているところです)
2.UmbraとPeumbra
日本語では聞いたことがないので、よくわかりませんでしたが図を見るとすぐに理解できました。
黒板にイラストを描いて説明していきました。
Diagram of Umbra and Penumbra | NASA
そもそも光ってなんだろうか、3つのタイプがあります。
光を通す3つの物体のタイプについて板書しました。
3.動画を見せる
日食や月食、Umbra やPeumbraは黒板の板書だけでは十分に生徒を理解させれません。
教室の中で再現できないものはビデオを見せると一目瞭然です。あっという間に生徒が理解してくれます。
太陽を見るときの注意点ですが、
太陽を直接見てはいけません!
見るときはサングラスを使いましょう!
4.Pinhole カメラ
ピンホール(針孔)とは、文字通り、針の先で開けたような小さい穴のことです。
小さい孔がレンズの代わりになっています。
ピンホールカメラの説明の板書。