"Japanese style"をマラウイの学校に取り入れて半年以上が経過しました ~赴任後20カ月~
こんにちはこちらのブログに来てくださってありがとうございます。
今回はJapanese style について紹介したいと思います。
現在の学校に赴任したときは、じゅう生徒が騒ぐのでどうしてのか戸惑うことだらけでした。色々と、考えた結果、日本式のやり方を全面的に導入しました。
その名もJapanese styleです。
日本でも生徒が騒ぐことはよくありますが、マラウイで生徒が騒ぎはじめると1クラスの人数が日本と比較にならないほど、多いため授業が成り立ちません。
とにかく静かにさせるためにあらゆる手段を講じて静かにさせることに成功しました。
他の理数科隊員の学校の生徒は私の学校ほど、生徒の人数が多いためこういうことにはならないようです。
私が行ってみた対策を紹介したいと思います。
目次
2015年12月ごろ、私が赴任して間もないころの教室。
教室の机の位置は乱れています。
(2015年12月頃)
2016年1月頃ですが、机の位置はそろっていませんね。
そして、騒がしかったです。
(2016年1月頃)
2016年9月、ここから変化していきます。
1.座席を完全に固定する
生徒の座る席は完全に固定しています。
完全指定席ですね
学校が開始して、始めの2週目までは生徒の出席率は定まりませんが、徐々に落ち着いてきて席が定着してきます。
そして、座席の意義について説明しました。
・学校への帰属感
・クラスメートの在籍を把握できる
・先生から名前を憶えてもらいやすい
座席を決めるのも一苦労で、全員を鞄を持って前に来てもらいます。それから、生徒の名前を一人一人呼んで座らせていきます。
先生一人で、生徒をコントロールをするのが難しいので気の利きそうな生徒に名前を書いていってもらいます。
(生徒に座席を書いてもらっている)
エクセルで作った座席表、Form 1は80人います。
2.毎授業で日本語のあいさつ
たぶん、仏教の思想が日本社会に溶け込んでいる影響もあって、お互い尊重の精神が影響して挨拶が文化が浸透しているのかなと思います。
「起立!」
「気をつけ!」
「礼!」
「着席!」
結構、いい感じに生徒もビッシトしてきました。
毎回、全員を立たせてやっています。
今の2年生(Form 2)に「日本式の規律」についてどう思うか? アンケートしてみました。ほとんどの生徒がよいと答えてくれましたが、一部の女性誌とが立たされて疲れるとコメントが書いてありました。
全員で起立しているところです。
(2017年4月)
3.出席をとる
名簿を作成して、毎授業ごとに生徒の名前を呼んでいます。
名前を全員呼ぶことは、とても大変です。
しかし、生徒にとっては今までにない特別な気持ちを持つようで、授業に対する積極性や教師に対する信頼感もできていると感じられますね。
しかし、出席をとっているときに、きちんと返事をしない生徒がいます。
日本人は当たり前に行っていることですが、アフリカでは教育がきちんとされていないため返事をちゃんとしない生徒がいるのです、、、。
生徒に不評ですが、返事の練習をさせています。
なぜか、現地の先生には大好評です。
新しい生徒が来たら、前に来てもらい自己紹介をしてもらっています。
(2017年4月)
4.正しい姿勢で勉強
形から入ることは大事かなと思ってはじめました。
- 背筋は伸ばす
- 足を机の上におかない
- 机に座らない
こんな感じで生徒は座っています。
この写真は小テストの最中です、試験中は私も生徒観察ができるので正しい姿勢で座るようい指導をしていきます。
(2017年4月)
(2017年4月)
こちらに紹介されていました「正しい姿勢とは??」
勉強するときの正しい姿勢とは?
勉強するときの正しい姿勢は、まず椅子に深く座り膝をそろえて座る。
机と体の間は握りこぶしひとつ分くらい開ける。
膝は90度に曲げることを意識しましょう。
2015年9月頃、Japanese styleを始めたころです。