マラウイ協力隊ブログ

マラウイの学校と日本の学校との違3つ 

よくそこそこ教養のあるマラウイの先生や生徒からマラウイの教育はに日本に比べてどう違うの聞かれるので、ちょっとまとめてみました。

 

1.年齢バラバラ

日本のように同じ年齢で一斉に教育が始まるわけではない。学校に通い始める年齢もバラバラ。私の配属しているセカンダリースクールでは順調にいけば、Form2 で15歳が最小年齢だけど上は20歳までいる。

 

年齢を重ねている生徒はこれまで教育の機会に恵まれていなかったのかもしれないが、すっかり、成長しているので、身長も高いため後ろの席に追いやられますます教育を受ける機会が離れていくように感じる。

 

 

2.生徒たくさん、入れ替わりはげしい

私のような田舎のセカンダリースクールだと、単学級で1クラス100人が定員である。とはいっても全員がそろうわけではないので、私のところはForm 1は 70人、Form 2 は60人が教室の中にいます。

成長してしまった男子生徒は大きいので、前に座れません(笑)

後ろの生徒の邪魔になるためです、、。 

転校や転入も激しく。1つの学期で、1割は入れ替わります。

 

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(座ってパソコンを見ている生徒)

3.教科書ない

物がないということで教科書はありません。先生の板書をもとに生徒は勉強をしていきます。先生がミスをすると大変です。

 

 

 

今学期の授業を終えて Form 2 physics ~赴任後14カ月~

こちらに来てくださってありがとうございます。

今学期のまとめを振り返りたいと思います。(2016年1st Semester)

生徒に考えさせるというのは、非常に難しいなと感じました。

 

目次

 

1.予想をさせようとしたら予想の意味を分かっていない

生徒に予想をさせようとしたら、definition(言葉の定義)を書き始めてました、、、。
何を予想したらいいのかがわかっていなかったようです。

 

予想の定義を書いたりしたのを見たときはちょっと驚きました。

 

2.卵の実験

rotten egg, fresh eggが水に入れるとどうなるのか?

また、海水の時は??

 

密度が変わるとどうなるのかと変化が起こるということに気づいたようで、考えることがすこしづつできるようになりました。

 

マラウイの生徒は考える習慣がまるでない!!
知識は暗記するものと思っているので、教えるのにも一苦労しました。

 

3.生徒からのコメント

生徒に授業は楽しい?どう?とちょっと聞いてみました。

物理は毎回、テーマが変わるので新しいことを覚えないといけないので、しんどいとのこと。

 

生徒が言うには化学は周期表を覚えたので、以前より興味が出てきたとのこと。内容もつながりがあるあるので面白いと言ってくれました。


単元的にも実験をしやすかったのでよかったです。

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 (動画視聴中)

 

パソコンもたまに使っています。

 

Chemistry に関してはこっちにまとめました

malawi2015.hatenablog.com

 

記事公開日:2016年12月26日
記事更新日:2017年05月27日

 

現地の理数科教師研修に参加してきました ~赴任後14カ月~

このSMASEE とは、

(Strengthening of Mathematics and Science in Secondary Education)略で、ケニアをはじめとしてアフリカのいくつかの国々広がっているJICAの主催する、理数科教師研修です。

 

今回はsubjectにすぐにはいるのかなと思ったら、thinking ということでどのようなものがあるのかを話し合って、実際に授業ではどのように活用されていくのかについて話し合っていきました。

 

生徒は考える習慣がないので、ちょうどよいのかもしれません。

 

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(Time table)

 

1.教師研修

1年一度理数科教師を集めて、研修が行われます。マラウイの教師たちは日本が教育のために援助をしていることは理解してくれています。


私も地元の教師と一緒に学びました。

 

宿泊あり、食事あり、おやつあり、充実した研修だと思うけど慣れてくると当たり前になってきてよくないと思う。

 

私がいることで、日本は単に資金だけの援助だけでなく人的支援もしていることへのアピールになるようです。

 

 

(閉会式の様子)

2.原子物理(Nuclear physics)

日本語でも理解がいまいちな分野でしたが、現地の先生たちと一緒に学びあうことでどうにか理解できたような気がします。


日本でもあまり勉強してこなかったのと、それを英語で聞いても少々理解しにくいところはありました。でもなんとか、ついていけたかなー。

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3.先生たちの連絡先を交換

 

私の学校にもう一人しか、物理化学の先生がいません。あまり、熱心ではないので、他の学校の先生とつながりができると心強いです。

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(現地の先生)

 

現地の理数科教師研修に参加してきました ~赴任後14カ月~

このSMASEE とは、

(Strengthening of Mathematics and Science in Secondary Education)略で、ケニアをはじめとしてアフリカのいくつかの国々広がっているJICAの主催する、理数科教師研修です。

 

今回はsubjectにすぐにはいるのかなと思ったら、thinking ということでどのようなものがあるのかを話し合って、実際に授業ではどのように活用されていくのかについて話し合っていきました。

 

生徒は考える習慣がないので、ちょうどよいのかもしれません。

 

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(Time table)

 

1.教師研修

1年一度理数科教師を集めて、研修が行われます。マラウイの教師たちは日本が教育のために援助をしていることは理解してくれています。


私も地元の教師と一緒に学びました。

 

宿泊あり、食事あり、おやつあり、充実した研修だと思うけど慣れてくると当たり前になってきてよくないと思う。

 

私がいることで、日本は単に資金だけの援助だけでなく人的支援もしていることへのアピールになるようです。

 

 

(閉会式の様子)

2.原子物理(Nuclear physics)

日本語でも理解がいまいちな分野でしたが、現地の先生たちと一緒に学びあうことでどうにか理解できたような気がします。


日本でもあまり勉強してこなかったのと、それを英語で聞いても少々理解しにくいところはありました。でもなんとか、ついていけたかなー。

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3.先生たちの連絡先を交換

 

私の学校にもう一人しか、物理化学の先生がいません。あまり、熱心ではないので、他の学校の先生とつながりができると心強いです。

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(現地の先生)

 

隊員総会+もろもろ ~赴任後14カ月~

 

 

最近、年に1回開催される活動報告があったので、首都に上京していました。

隊員総会は半年に1回ですが、、、。

 

    

1.活動報告会

  
医療、理科教育、青少年、コミュニティ等の分野別にカウンターパートをつれて発表しました。私たち、理科教育は分科会の会長が代表して発表を行ってくれました。

 

   

2. 安全対策協議会

車両関係のことについて、日本から専門家さんが来られてどういう車にのったら安全が確保されるのかということについて説明がありました。

 

 

  

3. 隊員総会

各委員会から活動報告について説明がありました。

ボランティアのボランティア精神に基づいて、ドミが運営されているのだということを感じました(笑)。 

 

 


普段は任地にこもって、自分の活動に専念しているので他の隊員のことをしるよい機会となりました。

今学期の授業を終えて(2016年1st Semester) Form 2 Chemistry ~赴任後14カ月目~

こちらに来てくださってありがとうございます。

今学期のまとめを振り返りたいと思います。(2016年1st Semester)

 

生徒に何か形に残るようなものにしたいと思って、授業を進めていきました。
生徒にPeriodic table を書かせて、それを学校に残して他の生徒たちの勉強に役立ててもらいたいです。

 

目次

 

 

1. 生徒にまずはPeriodic table を暗記させた

 

周期表を暗記していないと次の学習過程に進むことができないので、強制的に暗記をさせました。(あまり良くないけど、仕方ない、、、)
覚えていない生徒は呼びだして、覚えてもらいました。

 

2. 生徒に118までのelementsを書かせる

 

周期表の説明の前に最初に説明のポスターを作っておくと、あとで復習するときに使えるかなと思いました。学校に残るものがあればいいなと思い、生徒に作ってもらいました。

 

うれしいことに、113番のelementが日本の科学者によって発見されたので名前が日本の名前がついていました。

 

日本で発見!113番新元素(ニホニウム)|東北大学 大学院理学研究科・理学部

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(生徒に作成してもらった周期表)

 

3. ビジュアルエイドを用意する

 

あとで、生徒が復習するときに使えるようなものをできのよい生徒に作ってもらおうかなと思ったりします。

 

これは、私が作った元素名の表ですね。

 

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(Electron configuration)

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(GroupごとのPropertiesのまとめ )

 

 

Physics に関してはこっちにまとめました。

 

malawi2015.hatenablog.com

 

 

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記事公開日:2016 年12月19日
記事更新日:2017年 05月27日

 

No と言えないマラウイアン、しかしNoの行動をするマラウイアン!! その3つの行動についてまとめてみました ~赴任後14ヵ月~

No と言えないマラウイアン、しかしNoの行動をするマラウイアン!!

その3つの行動についてまとめてみました。

 

 マラウイで起こりうる”あるある”をまとめてみました。

 

1.道を聞いても「知らない。」と言わない

 

自転車タクシーに乗って、どこどこまで連れていってほしいとお願いしても、必ず行先は知っていると返答がかえってくる。

 

しかし、実際は知らないで、行きの道中で通行人に道を聞き始める。

最後には時間がかかったからといって、追加料金を要求される。

 

 

2.行く行く詐欺

 

行くよと言っておきながら、その場に現れない。

何か、用事はできたのだろうけど、連絡をしてこない。

 

 

3.何を聞いても"Because "で返答してくる

知らないことを知らないと言わないマラウイアン。必ず、マラウイアンは返答しようとしてくる。

 

教育現場にもかなりこのことは影響している!

 

生徒は先生は何でも知っていると思っているのですね、そして先生は間違っていることでも知らないとは言わず、根拠のないことを教えていたりします。

 

ある時、私は生徒に日本で勉強したときに、見たことはないけど本を読んで勉強したから知っているよと言ったところ、ちょっと驚いた反応をしていましたが、しばらくしてなるほどといった様子になっていたのでそういうことなのでしょう。

 

 

The difference between Malawi and Japan ~赴任後13ヵ月~

1. People are hospitable and cooperative.

 

Like for example, one time, I was waiting for a bus, but transportation system in Malawi is poor. There are not enough buses. So I decide to hitch-hike, and fortunately, a car's driver let me get in and drove me to my destination.

Also, sometimes the teachers ask for some of my stationeries, which are really intended for students' materials. But I still lend them because they have to find other resources. At the same time, they return the favor to me by helping me when Im the one in need. They are very cooperative.

 

2. School system

In Malawi, students have to meet the passing grade in order to advance to the next level. If they don't meet the passing grade, they have to repeat the entire level. But in Japan, in junior high school, every one automatically advances to the next level regardless their grades.

 

3. Skin

Japanese skin is white or yellowish white. But Malawians's skin is dark brown.


I already warned some students not to call me by beckoning. I already stopped them from calling me by using hand or arm gestures but a few of them sill continue doing so.

I know the students' names who do it. I will call out their names while I am teaching.

 

 

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クラスター活動 ~赴任後13カ月~

 

クラスター活動といって、自分の所属しているエリアの学校を訪問して身近な素材できる実験を紹介しました。

 

クラスターの先生に来てもらいました


これまで、何度か訪問したクラスター内の学校の先生をリーダー校にHead masterを通して呼んでもらって、身近な素材を使って行う実験を紹介を行いました。

今回は同任地隊員が帰国することもあって、たくさんの先生たちが来てくれました。

紹介した実験

  1. ストローくるくる回転
  2. 検電器
  3. 水が曲がる
  4. ライデン瓶

シンプルだけど、一つ一つが以外と楽しいものばかりでした。理屈を考えると結構、奥深いです!!

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(ストローくるくるの実験)

 

 

成果


自分の学校の生徒が周期表の語呂合わせのマラウイ版を知っていました。今回のクラスター活動に来てもらった他の先生にそれを聞いてみたが知らなかったようです。

 

驚いたことに、地理の先生が「すいへいりーべー、、、、。」の語呂合わせを知っていました!!

昔の理数科隊員が広めたのでしょうね。

 

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(周期表を説明する教員)

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(先生たちと記念撮影)

 

 

 

 

 

 

中間報告 ~赴任後13カ月~

中間報告に行ってきました
任国に着任して1年が経つころに、中間報告があります。

 

中間報告の発表内容

 

(発表内容)

1. 配属先、活動現場等の概要

2. 1年間の活動内容

3. 今後の活動計画


資料をまとめながら、自分がマラウイに赴任して1年が経つのだということを改めて実感しました。時間が経つのはとても速いです。

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中間報告の日程


中間報告の期間は約2日です。
1日目:健康診断
2日目:中間報告 大使公邸に発表に伺う

 

私の発表内容

 

私は理科教育隊員なので、学校のことを中心に話していきました。
教科指導は重要なのですが、それよりも大事なのが生活指導、学習態度が大事だと思っています。

授業中でも時間をさいて学習態度については細かく指摘をしています。
よい学習態度がよい未来を約束するものだと考えます。

私の活動は大きく分けて、3つですね。


1.教科指導
2.放課後の活動
3.他の隊員と協力しあえっての活動

 

生徒に対しての目標
「生きる力」をつける

  • 理科を学ぶことでその国で生活するための力を養う
  • 計算ができないとビジネスができない、だまされる可能性あり

 

授業ではできるだけ、実験をいれていることや

座席表があるので、それを使って生徒の名前を呼んで注意を前に向かせるようにしていることについて発表しました。

 

 

f:id:kawa0318jp:20161123035817j:plain(他の人の発表)