マラウイ協力隊ブログ

今学期の授業を終えて(2016年1st Semester) Form 2 Chemistry ~赴任後14カ月目~

こちらに来てくださってありがとうございます。

今学期のまとめを振り返りたいと思います。(2016年1st Semester)

 

生徒に何か形に残るようなものにしたいと思って、授業を進めていきました。
生徒にPeriodic table を書かせて、それを学校に残して他の生徒たちの勉強に役立ててもらいたいです。

 

目次

 

 

1. 生徒にまずはPeriodic table を暗記させた

 

周期表を暗記していないと次の学習過程に進むことができないので、強制的に暗記をさせました。(あまり良くないけど、仕方ない、、、)
覚えていない生徒は呼びだして、覚えてもらいました。

 

2. 生徒に118までのelementsを書かせる

 

周期表の説明の前に最初に説明のポスターを作っておくと、あとで復習するときに使えるかなと思いました。学校に残るものがあればいいなと思い、生徒に作ってもらいました。

 

うれしいことに、113番のelementが日本の科学者によって発見されたので名前が日本の名前がついていました。

 

日本で発見!113番新元素(ニホニウム)|東北大学 大学院理学研究科・理学部

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(生徒に作成してもらった周期表)

 

3. ビジュアルエイドを用意する

 

あとで、生徒が復習するときに使えるようなものをできのよい生徒に作ってもらおうかなと思ったりします。

 

これは、私が作った元素名の表ですね。

 

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(Electron configuration)

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(GroupごとのPropertiesのまとめ )

 

 

Physics に関してはこっちにまとめました。

 

malawi2015.hatenablog.com

 

 

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記事公開日:2016 年12月19日
記事更新日:2017年 05月27日

 

No と言えないマラウイアン、しかしNoの行動をするマラウイアン!! その3つの行動についてまとめてみました ~赴任後14ヵ月~

No と言えないマラウイアン、しかしNoの行動をするマラウイアン!!

その3つの行動についてまとめてみました。

 

 マラウイで起こりうる”あるある”をまとめてみました。

 

1.道を聞いても「知らない。」と言わない

 

自転車タクシーに乗って、どこどこまで連れていってほしいとお願いしても、必ず行先は知っていると返答がかえってくる。

 

しかし、実際は知らないで、行きの道中で通行人に道を聞き始める。

最後には時間がかかったからといって、追加料金を要求される。

 

 

2.行く行く詐欺

 

行くよと言っておきながら、その場に現れない。

何か、用事はできたのだろうけど、連絡をしてこない。

 

 

3.何を聞いても"Because "で返答してくる

知らないことを知らないと言わないマラウイアン。必ず、マラウイアンは返答しようとしてくる。

 

教育現場にもかなりこのことは影響している!

 

生徒は先生は何でも知っていると思っているのですね、そして先生は間違っていることでも知らないとは言わず、根拠のないことを教えていたりします。

 

ある時、私は生徒に日本で勉強したときに、見たことはないけど本を読んで勉強したから知っているよと言ったところ、ちょっと驚いた反応をしていましたが、しばらくしてなるほどといった様子になっていたのでそういうことなのでしょう。

 

 

The difference between Malawi and Japan ~赴任後13ヵ月~

1. People are hospitable and cooperative.

 

Like for example, one time, I was waiting for a bus, but transportation system in Malawi is poor. There are not enough buses. So I decide to hitch-hike, and fortunately, a car's driver let me get in and drove me to my destination.

Also, sometimes the teachers ask for some of my stationeries, which are really intended for students' materials. But I still lend them because they have to find other resources. At the same time, they return the favor to me by helping me when Im the one in need. They are very cooperative.

 

2. School system

In Malawi, students have to meet the passing grade in order to advance to the next level. If they don't meet the passing grade, they have to repeat the entire level. But in Japan, in junior high school, every one automatically advances to the next level regardless their grades.

 

3. Skin

Japanese skin is white or yellowish white. But Malawians's skin is dark brown.


I already warned some students not to call me by beckoning. I already stopped them from calling me by using hand or arm gestures but a few of them sill continue doing so.

I know the students' names who do it. I will call out their names while I am teaching.

 

 

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クラスター活動 ~赴任後13カ月~

 

クラスター活動といって、自分の所属しているエリアの学校を訪問して身近な素材できる実験を紹介しました。

 

クラスターの先生に来てもらいました


これまで、何度か訪問したクラスター内の学校の先生をリーダー校にHead masterを通して呼んでもらって、身近な素材を使って行う実験を紹介を行いました。

今回は同任地隊員が帰国することもあって、たくさんの先生たちが来てくれました。

紹介した実験

  1. ストローくるくる回転
  2. 検電器
  3. 水が曲がる
  4. ライデン瓶

シンプルだけど、一つ一つが以外と楽しいものばかりでした。理屈を考えると結構、奥深いです!!

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(ストローくるくるの実験)

 

 

成果


自分の学校の生徒が周期表の語呂合わせのマラウイ版を知っていました。今回のクラスター活動に来てもらった他の先生にそれを聞いてみたが知らなかったようです。

 

驚いたことに、地理の先生が「すいへいりーべー、、、、。」の語呂合わせを知っていました!!

昔の理数科隊員が広めたのでしょうね。

 

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(周期表を説明する教員)

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(先生たちと記念撮影)

 

 

 

 

 

 

中間報告 ~赴任後13カ月~

中間報告に行ってきました
任国に着任して1年が経つころに、中間報告があります。

 

中間報告の発表内容

 

(発表内容)

1. 配属先、活動現場等の概要

2. 1年間の活動内容

3. 今後の活動計画


資料をまとめながら、自分がマラウイに赴任して1年が経つのだということを改めて実感しました。時間が経つのはとても速いです。

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中間報告の日程


中間報告の期間は約2日です。
1日目:健康診断
2日目:中間報告 大使公邸に発表に伺う

 

私の発表内容

 

私は理科教育隊員なので、学校のことを中心に話していきました。
教科指導は重要なのですが、それよりも大事なのが生活指導、学習態度が大事だと思っています。

授業中でも時間をさいて学習態度については細かく指摘をしています。
よい学習態度がよい未来を約束するものだと考えます。

私の活動は大きく分けて、3つですね。


1.教科指導
2.放課後の活動
3.他の隊員と協力しあえっての活動

 

生徒に対しての目標
「生きる力」をつける

  • 理科を学ぶことでその国で生活するための力を養う
  • 計算ができないとビジネスができない、だまされる可能性あり

 

授業ではできるだけ、実験をいれていることや

座席表があるので、それを使って生徒の名前を呼んで注意を前に向かせるようにしていることについて発表しました。

 

 

f:id:kawa0318jp:20161123035817j:plain(他の人の発表)

 

予想を立てて考える(熱膨張) ~赴任後13カ月~

熱膨張(Thermal expansion)

現在、教えている単元です。

1.個体

個体は見せれる実験素材がないので、ビデオを見せて理解させました。
"ring and ball"

Youtube で検索するとでてきます。

動画の授業の時は自分のパソコンを持っていて、見せています。

動画を見ている間は、生徒は静かですね(笑)。

 

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(動画を鑑賞中の生徒)

2.液体

 

液体に関しては、エタノールが沸点の違いを利用すれば液体から気体になるところは

見せれるので、見せました。

 

 

 

3.結果

物質の三態(Three state of matter)を量子レベルで理解できていると、何となくイメージはついたようでした。

段階を踏めば、予想を立てることはできるようです。

 

実験室整備 ~赴任後12カ月~

1.整理整頓、、

首都リロングウェでもらった段ボールを活用しながら、薬品の収納を行っています。前は箱に入って山積みになっていましたが、箱に薬品がはいることで取り出しやすくなりました。

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(スタッフルーム)

 

教師が使用後片付けない

実験を行っても教師が後片付けを行いため、日々汚れていきます、、、、。それをサポートする実験室担当の生徒も休みがちで片付けがうまくいっていません、、、。自分が手を出すのもよくないかなと思い、なるべく現地の教師や生徒が行えるように働きかけていますがなかなかうまくいきません、、、。Secondary School の授業の終わりが13時50分、そのころには生徒もお腹がへっているためなかなか放課後に作業をしようと思って思うように進みません、、、、。

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(そのままにして器材を片付けない)

 

今後の予定

私が授業を担当している学年がForm 1 & Form 2なので、生徒たちに片づけを手伝ってもらうように働きかける。そして、"現地支援制度"を利用して整理整頓の備品を購入計画中である。

 

 

 

Japanese style マラウイに取り入れてみて ~赴任後12カ月~

マラウイの学校に座席表と出席を導入しました。

効果はとてもあります。

 

今回はその効果について紹介したいと思います。

 

目次

 

 

 

1.生徒の名前を覚えることができる

マラウイアンの発音が難しくて覚えることが赴任当初はできなかったのですが、今は毎日呼んでいるので覚えるようになりました。いくら座席表を作っても特徴のない生徒の名前は覚えても顔も覚えることはできないのです。

用事を作って呼び出して話をする機会を増やすようにしています。

 

2.話しかけてくれる生徒が増えた

前学期よりも生徒から挨拶をしてくれる機会が増えました。私もForm 1の生徒はまだ全員は覚えていませんが、、、、。

 

3.その他

 日本の挨拶(起立、礼、あいさつ、着席)の実施とともに、

  • respect each other
  • polike
  • honest
  • kind
  • punctual

Watch your thought, it becomes your word.
Watch your word , it becomes your habit.
Watch your habit , it becomes your action.
Watch your action , it becomes your characterstic.
Watch your characterstic,it becomes your destiny.

 

孔子の言葉を使って、これからの未来について想像ができるように説明しています。

完全なお説教先生でもありますが、、、。

 

 

実験前に予想をさせるための授業の工夫 ~赴任後12カ月~

1.予想をたてさせる 

理科実験に不可欠な予想を生徒に考えさせる授業をやっています。はじめは、Density(密度)の実験をするにあたり水の体積を計量して、重さを測ります。そして、体積を増やすことで水と体積の関係についてグラフを書きました。

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(メスシリンダーの使い方を説明している私)

 

2.予想を書かせてみた、、、、、

はじめるにあたり、仮説を考えるように指導にしました。しかし、仮説=予想を考える習慣がなかったために、何をしていのかわからないようで書けない生徒がほとんどでした。生徒によっては、言葉の定義を書いていたりしたので、私はがっかりしました。

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(実験手順を黒板に書く私)

 

3.わかりやすい工夫 、、、、

Density(密度)の単元に入る前に、体積について詳細な実験を行いました。生徒に縦、横、深さが10cmの正方形をつくり、その箱と1Lのポットボトルの体積の演示実験を行いました。たとえ、形は違っていても体積が同じであることを理解しました。

 

計算ができないと買い物のときにだまされる恐れがあることやビジネスで利益がでませんという話もしました。

 

私も赴任当初は騙されているのかと思っていましたが、マラウイアンが計算ができないということに気づきました。

 

自分の板書は写真を撮って、今後の参考にしなければいけないと思う。

 

Hypothesis: prediction based on the knowledge or result.

Sodium reacts with water. 12 months after dispatch

I had two classes. One was form 1 chemistry and the other was form 2 chemistry.

I conducted the experiment in order to let the students understand how dangerous it is not to follow instruction.

 

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(The student is conducting the experiment.)

[Form 2 chemistry]
We performed the experiment of sodium reaction with water. If the sodium gets hot enough, the hydrogen jets can ignite and burn. That's what caused the spark that the students saw.

 

I held the ruler in class in order to hit the students if they misbehaved because in this experiment, concentration was very much needed.If they didn't hear instructions well, it would be more dangerous. Focus was important for safety
If the cause of fire was from sodium and the students threw water at it in order to put it out, the fire would be bigger,

 

The boys were more excited than the girls were. They wanted to see the reaction with bigger sodium. When I conducted the experiment, I started using smaller sodium. If the bigger sodium was put inside, the glass would be blow up and explode.

Sodium reacts with water.
When sodium is added to water, the sodium melts to form a ball that moves around on the surface. It fizzes rapidly, and the hydrogen produced may burn with an orange flame before the sodium disappears.

 

◆Sodium react with water◆
When sodium is added to water, the sodium melts to form a ball that moves around on the surface. It fizzes rapidly, and the hydrogen produced may burn with an orange flame before the sodium disappears.